定例ミーティング

第1回ミーティング報告書 2014年8月18日

今日は、第一回目です。名古屋大学大学院国際開発研究科の荻巣先生のコーディネートでASEANからの留学生の皆さんにお集まりいただきました。第一回目で初顔合わせです。まずはカンボジアから2名、インドネシアから1名の留学生の方と話し合うことができまました。
国際開発研究科への留学には日本語が必須となっていないため、幅広く日本文化に触れる機会が少ないそうです。どちらかといえば、寄宿舎と大学の往復の毎日を過ごし、研究期間を過ぎると母国に帰られるそうです。国費留学生として国から派遣され、様々な経験を積み、多角的な視野を身につけて母国に帰ることが重要だと思いますが、留学生の皆さんの感想を聞きますと、現実はそのようにはなっていないそうです。帰国後、母国の発展を担っていかれる彼らのことを考えますと、日本での留学経験はやや物足りない面があるかもしれません。
一方、日本とアセアンの関係は今後、経済関係を軸に急速に深まっていくでしょう。中国の生産拠点としてのコスト上昇、および政治的要因が日本企業のASEANシフトを加速させています。ASEAN-NAGOYA CLUBは、日本の企業家が有志となってASEANと日本の健全な発展を願い、少しでも次世代のお役に立てばと組成いたしました。
現役世代は日本本社のノルマに追われ、心に余裕がないことでしょう。また促成の国際人として言語を学び、日本方式を携えてASEAN各国に赴任していくでしょう。CLUBの有志は、海外での経験を踏まえた知見として、グローバリゼーションを経済的側面のみで活動するには限界があると認識しています。それぞれの国には歴史と伝統があり、深いものがあります。日本文化と進出国との文化の違いは何か。考え方の違いは何か。長年の経験から、こうした文化相違、価値観の相違を踏まえたうえで、経済活動をすることがとても重要であると痛感しています。いわゆる相互理解のない関係は成り立たないと考えています。ASEAN各国への経済進出が日本文化の押し付けとなっては摩擦を惹起することにもなりかねません。グローバリゼーションとは多様性を認め合う中で、共通の価値を見出し、経済関係につなげていくことではないでしょうか。
そうした相互理解の大切さがASEAN-NAGOYA CLUBの柱であることを話し合いました。留学生の皆さんにも、その心が響いたようでした。ミーティングが終わり、湯豆腐専門店に場所を移して、率直な話し合いをしました。まずは日本側のメッセージを伝えることが主要なテーマとなりました。日本側からは製造、金融、流通、サービスとそれぞれ培ってきた経験を有志の皆さんがお話されました。日本文化とは何か、日本精神のよって立つところはなにか。また日本の悪いところは何か。ASEANの皆さんは日本をどのように捉えているのか。  第一回目の目的は、お互いの考えを率直に交わすことでした。後日、留学生の皆さんからとても刺激的な日であり、日本の有志の皆さんとの出会いに感謝いたしますとのメッセージを受け取りました。荻巣先生と留学生の皆さんとの信頼関係が伝わってきます。この会が、長く続き、ASEANと日本の真の交流の一翼を担うことができればと思います。