定例ミーティング

第30回定例ミーティング報告書 2017年1月26日

今回は、名古屋大学経済学部同窓会 一般社団法人キタン会常務理事・事務局長の山村哲朗様を講師としてお招きし、『走れメロス(著:太宰治)』を題材としてご講演と意見交換を行いました。『走れメロス』は日本人ならば多くの人が知っている作品であり、友との友情や人を信頼することがテーマとなっています。

 

参加者は『走れメロス』に基づく以下の4つの設問に沿って意見交換を行いました。

・我々は嘘をついてはいけないか?

・家族と友人が人生の中で最も大切か?

・親しい友人をどの程度信頼しているか?

・『走れメロス』の登場人物の中で、誰に最も共感するか?

 

特に、「嘘をついてはいけないか?」という設問に関しては、日本人・留学生から多くの意見が出ました。例えば、金銭にまつわることや、法に反するような嘘はつくべきではないと主張するメンバーが多かったのですが、しばしば相手のためを思って嘘をつく場面もある、という意見もありました。このような場面として想定されるのは、ガンをはじめとした病名の宣告など、真実を伝えてしまうことで誰かが傷つくケースです。「嘘をついてはいけない」ということが共通認識ではあるものの、上記のような場面では、相手を思いやるからこそ嘘をついてしまうことがあるという結論に至りました。

 

講演の最後には、山村様から太宰氏が本作を書き上げるに至った背景についても説明していただき、日本を代表する文学作品と、その作中から学ぶべきことについての理解を深めました。

 

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